神の子

「蛙の子はお玉やで、これはわかっているやろ、お玉は自分は蛙の子やと仲々納得できないやろ、蛙とお玉は全然違うからなあ、お玉は何時までもどじょうと一緒にいたいと思うやろ、それと同じような事が人間にも言える。人間はなあ、人間として生きる道は考えて通るだろうが、神の子としての道が本当に通れるだろうか、こゝのところよう思案してみい」

 

 

「くらいと思う前に、まず灯りをつけることを考えにやいかんで」