元始まりの話

明治十年十月二十五日

 

「さあ八十の年をまちかねたまちかねた、この話はなあ、聞きながしときながし、よく心に治めてくれにゃならんで、とりちがえのないよう、あんな話と思うてきいていたらいかんで、あんな話と思うてきいていたらあんな話になってしまう。人間元の理がわからなければ何もわからない、何も知れようまい、心してきかにゃいかん、心によう治めてくれ

 

明治十年十月二十八日

 

人間元とはじまりの話しよう心に治めねば子をそだてることできようまい、子をそだてることできぬようではをやの恩はかやせまい。子をそだててこそをやの恩はかえせるのやで」

 

「お産は病ではない、だがお産から色々と病を引き起こすようなことがもしもあったら、女として女の道がたっていないからや」

 

明治十二年七月五日夕方

 

 

「この神様はなあ、元の神といい実の神様やで、元の神様とはおがみきとうの神やない、元こしらえた神というて、もともとなにもなかったところから、人間をはじめ、すべてのものを造りはじめられた神様や、実の神というのはなあ、真実の神ということやで、すべてのものをお造りになったというだけでなく、それ以来、常に変わらず不思議なお働きによってあらゆるものを育て、温かい恵をもって御守護下される神様や、人間をお造り下された思し召し通りに通らせて頂くことができるようにと、じきじきにこの世へお姿をあらわされた真の神やで」