お助けいただくには

明治十年二月三日

 

「おたすけ頂くには、心定めがかんじんやで、心定めんことには自由用はない、定めた心は動かしてはならん、動くようでは定めたとはいえん、この理よう思案してくれ」

 

「定めた心の理に自由用はあるのや、その定めた心に神が働く、一時の定めでも守護頂ける、だがそれは神様の御慈悲やで、お慈悲によって自由用かなえさせて下さったのやから、いつなんどきもとにもどるやらしれんで」

 

「定めた心かわらなかったらいついつまでも自由用かなえさすで」

 

「一時の定めでも御守護頂けるからというて、いつもいつも同じような心で通っていたなら、頂ける御守護も頂けなくなってしまうで、人間の中でも同じようなことくり返していれば、いつかは離れてしまう、神様かて、一度はゆるす、二度はたすける、三度はゆるさんとお教え下されているのやから、よう思案しなけりゃいかんで」

 

人をたすけさせてもらうということは恩返しになり、徳をつむことにもなる、前世からの悪因縁も切って下さるのやからどれだけ結構にさせて頂けることやわからんで、せいだしてたすけさせてもらいなはれや